出来ない理由を
作るよりも…
今川麻衣子さん
白岡市在住。伝筆の教室やリーディング、障害児支援など多岐に渡り活動しており、活躍している。
今回は、今川麻衣子さんにお話を伺いました。今川さんには、カフェで伝筆(つてふで)のカルチャー教室や展示などの企画を開催して頂いています。
【MINTとの出会い】
イベントにお客さんとして来店したのがきっかけです。そこから、伝筆を通してカルチャー教室や展示、MINTマーケットでの実演などにつながっています。カルチャー教室は、ポーセラーツとの合同企画として行いました。
【伝筆(つてふで)の魅力】
私が、伝筆を知ったきっかけは、友人のフェイスブックでした。友人に教えてもらうことになり、やってみるととても楽しく、惹かれていきました。「講師になってみたらどうか」と友人に言われ、早速養成講座を受けることにしました。伝筆を知ってから、半年間くらいの出来事でした。資格をとり、しばらくして友人からカルチャー教室でやってみないかと誘われて始めることになりました。今は、定期的な教室と声がかかれば、出張も月に数回行っています。講師として、教えるようになって3年目になります。
伝筆の魅力の一つは、手書きの大切さを見直すことが出来ることだと思います。書く時は、正解はないので、自由に書いて良いのですが、どうしても上手く書こうとしてしまう人が多く、文字の中で伝えたいことは何か、送り手は相手に何を伝えたいか、どこを強調して伝えたいかを考えるようにお話しています。最近は、孫の名前を書きたいという年配の方もよくいらっしゃいます。
【これからの想い】
現在は、伝筆の教室だけでなく、実家の仕事、リーディング、アチューメントジュエリー、障害児支援の仕事などいろいろな役割を持っています。やっているとそれぞれに発見があります。障害児支援は、働く前は、出来るだけ関わらないほうが良いのではないか、笑顔さえ見せてはいけないのではないかと思っていました。実際に働いて知ったことは、「皆普通で対等に話していいんだ」ということです。
他にもやりたいことはたくさんあります。障害児の中には手話が必要な子もおり、習いたい気持ちもあるのですが、現在の役割を考えると中途半端になってしまう気もしていて悩みどころです。
私は、生きている中で大切な根の部分は愛や感謝だと思っています。伝筆は、言葉で愛を届けることが出来ます。不思議と何も言わなくても、皆が前向きなメッセージを考えるのです。人は出来ない理由を見つけることが多いですが、一つ変えるだけで言葉も想いも大きく変わると思っています。自分が持っているものを出すことで、喜んでもらえる人や必要としてくれる人がいることは私もうれしいので、自分が出来る限りのことをやっていきたいと考えています。