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一覧へMINT通信 vol.32 2020年9月号

ニュースレター投稿日時2020.08.29 14:59

地域のMINTファミリー紹介

ニュース1

矢田喜代廣さん

(ご紹介)
宮代町在住。「フォトもくれん」のメンバーとして活動し、写真展を開催している。社会福祉法人じりつ主催イベント「キャンドルナイトIN進修館」の際に撮影を協力していただいている。

 

『地域で生活する』
今回は、矢田喜代廣さんにお話を伺いました。カフェの展示スペースで写真展を開催する際に、様々なテーマで写真を提供していただいています。現在、カフェにて矢田さんの個展『四季の彩り』を開催中です。

【カフェでの展示】
最初にカフェで展示をするとなった時には、少し構えたのを覚えています。写真展の企画として飾れる場所は少ないので、こういう場があるのはありがたいですね。さらに、カフェのお客さんが書いたアンケートをまとめてくれるのは、見た人の素直な意見が聞けるので助かります。写真を撮った人の気持ちと見た人の気持ちがつながる感じがしますし、人に見てもらって感激してもらえるのは嬉しいです。
今回は個展でしたので、ストーリーがあるように、カフェに飾るのであれば多少派手な方が良いと思い、写真を選び配置しました。

【カメラの魅力】
兄の影響で、幼少の頃から関心はありました。就職して自分の好きなカメラを購入し、子供の成長の記録として撮影するなどしていましたが、子供が大きくなっていくにつれて風景写真に変わっていきました。本格的に撮り始めたのは2004年くらいからだったと思います。
ロケーションは、雑誌を見て興味を持った場所へ行くことが多いです。撮りたい瞬間のためにその場で長時間待つこともありますが、あっという間に過ぎていきます。シャッターを押している時は無心になります。
現像して出来上がった写真が、撮った時の思い入れやイメージと違うことがあります。反対に、良い出来ではなかったと思っていても、現像してみると良かったという場合もあります。仕上がりがイメージと変わってくるのも楽しみの一つです。
また、同じ場所で一緒に撮っていても、人によって仕上がりが変わってきます。一つの場所で、多くの人がひしめき合って撮っていることもありますが、そこでも、それぞれの個性が出てくるのは面白いですね。

【リタイア後に向けて】
仕事をしている頃から、団地の町内会で夏祭りに向けて神輿やねぶたを作る機会に参加していました。会社から帰ってきて、近所の皆さんと協力してスーツのまま手作り神輿を作っていたことがあります。
その経験から、地域の活動に参加することが大切であると思います。仕事しているときっかけがないと思いがちですが、その場にいるだけでも最初は良いと思います。リタイア後は、その地域で生活していくわけですから、地元の人と付き合うことは元気に生活していく要素の一つになるのではないでしょうか。そのきっかけとして、隣近所の方と立ち話をすることから始められたら良いのではないかと思っています。
大切なのは、まずは何かに頭を突っ込むこと。後々頼まれごとが出てきて大変なこともありますが、リタイアして時間があるのだから、そのくらい貢献してもよいのでは、という気持ちで取り組んでいます。