MINT通信 vo.47 2021年12月号
地域のMINTファミリー紹介
髙畑芳江さん 『やるからには楽しんで』
宮代町在住。精神保健ボランティア「ころころ」の代表を務めるなど、地域の活動に参加、創出し活躍している。
今回は、髙畑芳江さんにお話を伺いました。精神保健ボランティア「ころころ」の代表として、昼食会などの活動を通して、障害を持つ方々が地域交流できる機会を創出しています。
【障害を持つ方々と関わる】
20年くらい前に、宮代で精神保健ボランティア講座があり、近所の人たちを誘って参加しました。そして、平成13年から精神保健ボランティア「ころころ」で活動を始めました。精神障害を持つ方々へ向けての夕食会や昼食会、ボランティア交流会などでの活動を行っていました。
進修館の食堂を使って、ボランティアと障害当事者が一緒に昼食を作って食べる企画を月に一度続けていました。初めは私自身の接し方はぎくしゃくしていたかもしれません。しかし、徐々に皆さんのことを知り、普段通りに接すれば良いとわかってきました。得手不得手も人それぞれであり、見守ることの必要性も知りました。昼食会では、食事後に参加者全員での振り返りがあります。中には、話すことが苦手な人もいますが、その人が一言でも話してくれることはうれしいことで、大切な時間にしていました。皆さんには地域との関わり、一歩でも前進できるお手伝いが出来ればと思っています。地域でお会いした時に、声をかけてもらえたことがあり、とてもうれしかったことを覚えています。このような交わりがあることは、こういった活動をしている醍醐味の一つですね。
平成19年からは代表として活動していました。コロナ禍により、食事会がなかなか出来ず、今年の3月に解散することになりました。やり切ったという想いがあります。
【地域で自分ができること】
他にも、きらりびとみやしろで有償ボランティアを前身のハートフルみやしろから行っています。自分の出来ることで何かやれることがあればと、町の活動に様々参加しています。自分の地区では、友遊会という名で高齢の方々に集会所に集まってもらい、ご飯を食べてもらえる機会を年3回実施しています。最近では、勉強会から参加して、音訳ボランティアも行っています。
【やるなら楽しく】
大変ですね、すごいですねと言われることもありますが、やり続ければ、毎日のこととなり、普通のことになります。毎日が充実しているので、大変だとは思っていません。やることが変われば、気分も変わるので、それを楽しんでしまえば良いと思います。
ボランティアもやってあげるではなく、させていただいている、感謝することを大事にしています。難しいこともありますが、人のためになっていることで、充実感、やりがいがあります。みんなが楽しんでいるのを見ることが好きです。これからも自分のできることをやっていきたいと思っています。