MINT通信 vo.48 2022年1月号
地域のMINTファミリー紹介
細渕和良さん 『大切なのは続けること』
幸手市在住。長くパステル画を描いており、毎年2回出展を行っている。自身でも教室を開催するなど活躍している。
今回は、細渕和良さんにお話を伺いました。細渕さんには、作品を提供していただきカフェでパステル画の展示会を開催しました。また、ご提案いただきパステル画教室も開催していただきました。
【カフェとのつながり】
友人と会う約束があり、時間までの間で過ごせる場所を探しており、カフェに立ち寄りました。その際、写真の展示会をやっており、誰でもここで飾ることができるのかを聞いたことがきっかけとなり、パステル画の展示会をやることになりました。そして、興味のある人がいるならばと、カルチャー教室を行うことにもなりました。
【パステル画の魅力】
最初は写真を撮ることが好きで、そこから趣味が広がっていきました。撮影会などにも参加するようになり、徐々に写真をデッサンするようになり、絵を描くようになっていきました。講習会に参加をして習っていました。その頃に、高塚省吾さんのパステル画集を見たのがパステル画との出会いです。
パステルカラーと言うと、淡く柔らかな色のイメージを持たれると思いますが、力強く塗れば、鮮やかな発色にもなります。パステルは描いたり消したり、ぼかしたりしながら様々な色を出すことができます。重ねる着色は体験してみないとわかりません。修正が効くので、感覚で大胆にまずは恐れず描いてみることから始まります。すぐに描ける手軽さも魅力の一つです。可能性が広い画材であることを知っていただきたいですね。
とはいえ、基本となるデッサンは大事です。絵が苦手な人でも描くことで徐々に描けるようになっていきます。大切なのは描き続けることです。デッサンも、着色も回数をこなすことでわかってくることがあります。
【これからも】
以前は、パステル画の教室を集会所で定期的に行っていました。教えるというよりも、一緒にやるという心構えでやっていました。展示会も開催しておりましたが、参加者の高齢化が進み、今年で終了となりました。
描いていないと描けなくなるので、私自身は定期的にレッスンにも通っています。人との接触も大切にして、頭を働かせるように心掛けて、気が乗った時にいつでも描ける準備をしています。
個人的には、年2回出展することを決めて制作しています。テーマを決めなくてはいけないので、いつも出展のことが頭から離れません。好きだけど、苦しい気持ちもあり、期日があるから頑張れるところもあります。描けるうちは出し続けるつもりです。