地域の
MINTファミリー紹介
板橋昇さん
杉戸町在住。現役時代は、教員や管理職として、「心の豊かな子どもたち」を育てる教育に尽力された。現在は、教育関係をはじめ地域農業振興や音楽演奏など様々な分野で活躍。多様な趣味を持ち、特にものつくりでは好きが高じて、自宅の敷地内にレンガのピザ窯、それを囲う小屋も作ってしまうほど。
人生を彩る
今回は、カフェの定期イベント「弾き歌い喫茶」に参加していただいている、愛称「板さん」にお話を伺いました。
【やってきたことがつながる】
小さい頃から絵を描くのが好きでした。中学の頃、卒業したら漫画家になりたい思い、石ノ森章太郎さんに会いに行きました。高校くらいは出た方がよいと言われ進学しました。音楽との出会いは高校2年の頃、友人とフォークデュオとして活動をし、学園祭やコンサートの前座として呼ばれることもありました。大学は、中学時代に影響を受けた恩師がおり、教師を目指して進学しました。恩師のように「夢を与える仕事」につきたいと思ったからです。
教師になってからは、部活や生徒指導に夢中でした。様々な子どもたちがおり、その生徒たちと正面からぶつかり、やりがいを感じる日々でした。
40代の頃に視聴覚センターという職場で、教師のための指導や教材を作成する業務に携わっていたことがあります。
その時期、これまで好きでやっていたことが活かされました。映像を作成するのに、漫画を描くことで学んだストーリーづくりの
手法や、カット割り・絵コンテのイメージや作成ができました。
音楽が好きだったことで、映像に音を入れる際の効果的な曲やイメージができました。これまでの経験がつながり、とても楽しかったことを覚えています。「人生に無駄なことは何もない」のが実感です。
漫画家も教員も人に「夢を与える仕事」だったと今も思っています。
【MINTとの出会い】
退職して数年、音楽やギターを再びやろうと思い、フォークソングの愛好会へ入会しました。そこでの仲間がMINTでやっている「弾き歌い喫茶」のことを教えてくれ、参加することになりました。お店の雰囲気も良く、同好の良き先輩や仲間たちと出会い、ここならいいかなと感じたので、毎月続けて参加しています。来る人も、来た人も楽しいと思える時間になってほしいと思っています。
【やりたいことはたくさん】
音楽はもっと上達したいです。ギターは毎日少しでも触りたいと思っています。
ものづくりは野菜やブドウの栽培も行っていますが、ブドウの栽培は難しい。でも難しいから面白いと思っています。一度食べたらやめられない、大粒で甘い「板さんのブドウ」を作ることが目標です。他にも、絵を描くこと(水墨画や水彩画)などにも興味がありますが、なかなか時間を作るのが難しいものです。でも現役時代も、仕事は忙しかったですが、楽しみを作っていました。「あれかこれか、ではなく、あれもこれも」の精神。メインの役割があって、さらに様々なプラスアルファがあることで人生に彩りが出るのだと思っています。