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一覧へMINT通信 Vol.28 2020年2月号

ニュースレター投稿日時2020.01.30 10:25

地域のMINT

ファミリー紹介

 

通信 2月

 

押田美代子さん

宮代町在住。「みやしろおひな祭り」の実行委員長。仕事をしながら、押し花教室の講師としても活動している。

 

『つながりがあって技術が身につく』

 今回は、押田美代子さんにお話を伺いました。押田さんは、カフェの一周年記念のイベントでミュージックベルを演奏してくださったことをきっかけにつながった方です。MINTも「みやしろおひな祭り」に協力させていただいており、2月上旬よりカフェに雛飾りが飾られます。

 

【みやしろおひな祭り】

 6年前くらいに、町内でひな祭りイベントが実施され、その時私は出店者として参加しました。翌年は、雛飾りの展示のみになっていたところ、皆様から「今年はイベントはやらないの?」という声を耳にしました。立派な雛飾りがあるのに、このままではかわいそうという気持ちもあり、何かできないかと進修館の「やりたいゾゥ」に参加している人たちがいると思い周知したところ、5名の有志で実行委員会を立ち上げました。それが現在の「みやしろおひな祭り」実行委員会のスタートになります。

 今回で5周年になります。回数を重ねるたびに、協力してくださる方々から勇気をもらっています。今回は、2月29日(土)に進修館でイベントを行います。イベント当日以外にも、おひな祭りを町中で感じてもらえるよう「町内90ヶ所以上の施設や店舗の雛巡り」「食事をして、クラフト体験できるツアー」など毎年同じものにならないようにと考えて実施しています。参加者は徐々に若い人たち、ファミリーが増えてきたように感じます。

 実行委員会の役割はPRだと思っています。まだご存じない方もいらっしゃるかと思い、今回は町内への周知にも力を入れていきました。皆さんに知ってもらい、ぜひご来場し「見て・聴いて・食べて・作って」いただきたいと思います。たくさんの人に来てもらうことで、協力してくださった方々へのお返しにもなると思っています。

 

【押し花の魅力】

 親戚の人に声をかけられたのがきっかけでした。体験してみたところ、とても面白く、すぐに習うことにしました。

 一つの花でも、使い方によって立体的になる面白さ、イメージしたものと完成したものが違ってくることの奥深さ、人それぞれに個性が出てくることなど年数を重ねていくごとの気づきがあるのは魅力の一つです。続けていると、趣味嗜好が変わってくること、同じ花を押しても違う出来になるなど、常に同じものにならない楽しみもあります。始めてから20年ほど経ちますが、まだまだ飽きないですね。

 人に教えるようになってから15年になります。作品はその人の個性であり、良い悪いではない。自分にない発想を持っている生徒さんたちに刺激をもらい、お互いのステップアップになります。それは、私が教わった先生のやり方でもあります。生徒さんの個性が私の収穫です。「つながりがあって技術が身につく」という考えで、教室内外でも皆さんと「こんな花が咲いている」「この花を押して持っている」などのコミュニケーションも大切にしています。

 今も、仕事をしながら、月に1回教室を開いています。2年ごとに仲間と一緒に押し花作品展を開催しています。「そろそろ個展をやってみてはどう?」と言われています。いつかは開催してみたいと考えております。